内蔵 MCP サーバー
tako は MCP(Model Context Protocol)サーバーを内蔵しています。AI エージェントが設定ゼロでペインの分割・コマンド実行・ファイル表示を行えるのが、他のターミナルとの最大の違いです。
- tako は起動時に MCP サーバー(Streamable HTTP)を内蔵で立ち上げる
- 各ペインのシェルに環境変数(
TAKO_PANE_ID、TAKO_MCP_URL等)を注入 - AI エージェントは環境変数から MCP サーバーを自動発見し、ツールとして利用
初回に tako setup(または tako setup-mcp)で stdio ブリッジを登録すれば、以降はどのプロジェクトでも設定不要です。登録先は claude / codex / agy の 3 系統で、導入済みの CLI すべてに一度でまとめて入ります。
対応エージェントと登録先
Section titled “対応エージェントと登録先”| エージェント | 書き込み先 | 手段 | 環境変数の渡し方 |
|---|---|---|---|
| claude | ~/.claude.json / <cwd>/.mcp.json | claude mcp add | そのまま継承する |
| codex | ~/.codex/config.toml の [mcp_servers.tako] | codex mcp add + env_vars の追記 | 転送する変数名を書いたものだけ |
| agy | ~/.gemini/config/mcp_config.json | agy mcp add | そのまま継承する |
tako の MCP サーバーは、tako の中から起動されたことを環境変数(TAKO_SOCKET / TAKO_TOKEN)で確認してから 128 個のツールを公開します。tako の外で立ち上がったエージェントに画面操作をさせないための線引きです(後述のアクセス制御)。
そのため codex の登録には、転送する変数名の一覧(TAKO_SOCKET / TAKO_TOKEN / TAKO_PANE_ID / TAKO_ORCHESTRATOR_ROLE)も一緒に書き込みます。**書くのは変数名だけで、トークンは設定ファイルに残りません。**ペインごとに違う値がそのまま届くので、「どのペインから呼ばれたか」もこれまでどおり解決されます。
128 個の MCP ツール
Section titled “128 個の MCP ツール”tako は 128 個の MCP ツールを公開しています。全リストは MCP ツール一覧にあります。主なカテゴリ:
レイアウト操作
Section titled “レイアウト操作”tako_split_pane— ペイン分割(方向・比率・コマンド指定)tako_close_pane— ペイン削除(自己片付け対応)tako_focus_pane— フォーカス移動tako_resize_pane/tako_equalize_layout— サイズ調整・均等化tako_list_panes— タブ・ペイン構成の取得(JSON)
テキスト操作
Section titled “テキスト操作”tako_send_input— ペインへテキスト送信(送達確認付き)tako_read_pane— ペインの画面内容取得tako_set_title— タイトル設定
ファイル・プレビュー
Section titled “ファイル・プレビュー”tako_open_file— ファイルをプレビューペインで表示(コード / Markdown / 画像 / PDF / 動画)tako_file_op— ファイル操作(パスコピー・リネーム・作成・ゴミ箱等)
tako_create_tab/tako_select_tab/tako_rename_tab/tako_move_pane_to_tab
バックグラウンド退避(たまり場)
Section titled “バックグラウンド退避(たまり場)”tako_background_pane— ペインを画面から退避(プロセスは維持)tako_foreground_pane— 退避ペインを復帰tako_background_list/tako_background_kill— 一覧・破棄
tmux 管理
Section titled “tmux 管理”tako_tmux_list/tako_tmux_kill/tako_tmux_open/tako_tmux_cleanupなど
git 連携
Section titled “git 連携”- 読む:
tako_git_log/tako_git_diff/tako_git_show - 変える:
tako_git_stage/tako_git_commit/tako_git_push/tako_git_checkout/tako_git_mergeなど計 14 ツール
オーケストレーター
Section titled “オーケストレーター”tako_orchestrator_spawn/tako_orchestrator_run— worker の起動・非同期実行tako_orchestrator_worker_status/tako_orchestrator_workers/tako_orchestrator_report— 監視と報告の回収tako_orchestrator_projects/tako_orchestrator_profiles/tako_orchestrator_accounts— 設定
tako_theme/tako_lang/tako_settings/tako_autosuggest— 人が設定画面でできることは AI からも同じようにできます
設計思想: AI フルコントロール
Section titled “設計思想: AI フルコントロール”tako の設計原則は「UI でできることはすべて AI からもできる」です。新機能を追加するたびに対応する MCP ツールも同時に提供します。
AI エージェントは自分が何をしているかをユーザーに「見せる」ことも重視しています。MCP ツールの説明文には「レビューを求めるときは成果物をプレビューで見せろ」「方針相談は例を作って並べろ」といった行動規範が埋め込まれており、エージェントが自然に画面を活用するよう誘導しています。
アクセス制御
Section titled “アクセス制御”- MCP サーバーは
localhostにのみバインド(外部から接続不可) - Bearer トークン認証
- Origin ヘッダー検証(不正な Web サイトからの呼び出し防止)
- tako の外で起動された Claude Code にはツールを公開しない(stdio ブリッジが 0 ツールで応答)